空き家が倒壊した時の責任について解説します!

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カテゴリー: 不動産お役立ち情報

空き家をお持ちの方で、空き家の倒壊が起きてしまった時の不安がある方も多いと思います。
今回は、空き家が倒壊した時の責任と倒壊しないための対策についてご紹介します。

□空き家が倒壊した時の責任の所在とは?

簡潔に述べると、空き家が倒壊した時、責任の所在は所有者です。

空き家の損害は、倒壊も含め基本的に所有者が責任を負う可能性が非常に高いです。
仮に倒壊によって近隣住民に対しても被害を与えてしまった場合、損害の程度によっては、非常に高額な何千万円から何億円もの責任を負わなければいけなくなります。

では、どの程度の被害でどの程度の責任を負わなければいけないのかを、ここから大きく2パターンに分けて紹介していきます。

1つ目のパターンでは、空き家が倒壊した時、近隣の建物に対しても被害を与えてしまった場合です。
この場合は、まず所有している空き家の解体費用がかかり、それらは、一般的には木造で、建坪50坪程度で250万円前後の費用負担が見込まれます。

続いて近隣の建物に対しても被害が及んだ損害賠償費用及び家財の損害を与えた賠償責任を負う必要があります。
そしてこの費用は、損害具合によってどの程度立て替えなければいけないかが大きく異なります。

2つ目のパターンは、空き家の倒壊によって通行人に損害を与えてしまった場合です。
こちらも同様に、空き家自体の解体費用は負担しなければいけません。

しかし、このパターンでは空き家の解体費用に加え、人的損害を被ってしまっています。
したがって、何千万円の負担や、不幸が及んで亡くなってしまった場合には何億円もの負担を負わなければいけない可能性もあります。

損害保険の対象とはならないことが大半であるため、全て負担することになる可能性があります。
そのため、やはり空き家の管理は十二分に気を配って行う必要があるとも言えるでしょう。

□空き家の倒壊を防ぐには?

ここからは、上記のような空き家の倒壊で損害を被らないためにも、倒壊を防ぐための工夫を5つ紹介します。

1つ目は、換気をこまめにすることです。
室内の環境維持として換気をすることで、カビや埃の充満を防いでくれます。


2つ目は、外の清掃と破損箇所の有無確認をすることです。
家の中だけでなく、外への気遣いも大切です。
外壁に穴やヒビ割れがないか、屋根は破損していないか、などの細部まで入念に確認しておくと良いでしょう。

3つ目は、室内清掃です。
換気だけではなく、定期的に掃除をしましょう。

4つ目は、水漏れの発生がないかの確認です。
掃除後に水回りを確認し、水漏れ、悪臭の有無を確認してお手入れをすることで環境を保ちましょう。

5つ目は、害虫対策や草刈りです。
ゴキブリ、シロアリ、ダニのような有害な虫は発生させてしまうと近隣にも迷惑をかけてしまうため発見するたびに駆除しましょう。
また、草が多いとそこに虫が発生してしまうので、普段から草刈りをしておくことをおすすめします。

□まとめ

今回は、空き家が倒壊した時の責任と倒壊しないための対策方法について紹介しました。
空き家が倒壊すると大きな負担がのしかかってきてしまいます。
足立区、埼玉県川口市、草加市周辺で不動産に関するご相談があればぜひ当社にご連絡ください。

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